- フィギュア劣化の原因って何?
- 劣化させない方法を知りたい
- フィギュアはどうやって保管する?
このような疑問に答えていきます。
フィギュアは時間とともに劣化していくのはご存じですか?
大切なコレクションが劣化してしまうのはかなりショック!
しかし劣化を遅らせることはできます!
そこでこの記事では、フィギュアコレクターの私が「フィギュア劣化防止術」と「劣化の原因」について解説します。
残念ながら、フィギュアの劣化を完全に防ぐ方法はありません。
経年劣化からは逃れられないよ…
しかし、今回紹介する方法を実践すれば、劣化を遅らせることはできます!
記事を最後まで読んで、あなたの大切なフィギュアを長くきれいな状態で楽しみましょう!
フィギュアの劣化を防ぐ方法5選
フィギュアの劣化を防ぐ方法は以下の5つになります。
- 直射日光の当たる場所に置かない
- 定期的にお手入れする
- ケースに入れる
- 定期的に入れ替えをおこなう
- 付属の支柱は使う
これら5つを実践してフィギュアの劣化を防ごう!
直射日光の当たる場所に置かない
フィギュアを直射日光の当たる場所に置かないのは必須事項です。
フィギュアを日陰に置くことで、紫外線による変色を防ぎます。
1つ目の「ケースに入れる」でも解説しましたが、箱から出しているフィギュアはUVカットケースかコレクションラックに入れて鑑賞しましょう!
以下の記事で、筆者がおすすめするフィギュアケースとコレクションラックを紹介しているので、ぜひ参考にしてみたください。
定期的にお手入れする
フィギュアは定期的にお手入れしましょう。
フィギュアをお手入れすることで、ほこり付着による汚れを防ぎます。
ほこりが付いていると見栄えも悪い
以下の記事で、フィギュアに付いた汚れの正しい落とし方について解説しているので、ぜひ読んでみてください!
また、以下の記事でフィギュアコレクター必須級のお手入れ便利グッズを紹介しています。
ケースに入れる
箱から出しているフィギュアは、ケースもしくは、コレクションラックに入れましょう。
ケースに入れることで、ほこりや紫外線などの影響からフィギュアを守れます。
筆者のおすすめは、写真でも載せている「COOL TAKUアクリルケース」です。
COOL TAKUアクリルケースをおすすめする理由は以下の通りです。
- まるでケースに入れていないかのような透明感
- 前開きでほこりが入らない
- 前開きでフィギュアの出し入れがしやすい
- オプションで鏡面ミラーあり
- UVカットアクリル
詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ読んでみてください。
UVカットアクリル+台座・背面ミラーモデルが欲しい人は、以下から購入できます!
定期的に入れ替えをおこなう
「飾っているフィギュア」と「箱にしまっているフィギュア」を定期的に入れ替えましょう。
入れ替えをおこなうことで、フィギュアの変形や変色、可塑剤によるべたつきを防げます。
ずっと同じフィギュアを飾っていると、劣化の進行が早いよ
飾っているフィギュアを箱にしまうことで、変形や変色を防ぎ、箱にしまっているフィギュアを箱から出すことで可塑剤のフィギュア表面への付着を防ぎます。
以下のトイカンさんの動画でも、フィギュアの入れ替えを推奨しています。
ためになるので、ぜひ見てみてください。
フィギュアを休ませるって表現が好き!
付属の支柱は使う
付属品に支柱があるフィギュアは、しっかりと使いましょう。
支柱を使うことで、重力による変形を防げます。
見栄えが悪くなるから使わないなんてことが無いように…
特に重いパーツは、重力に負けて垂れてきます。
フィギュア劣化の6つの原因
フィギュア劣化の主な原因は以下の6つになります。
- 熱による変形
- 重力による変形
- 紫外線による変色
- 可塑剤によるべたつき
- ほこり付着による汚れ
- 湿気によりカビが生える
1つずつ詳しく解説していきます。
熱による変形
フィギュアは、熱により変形する可能性があります。
特に、フィギュアによく使われているPVCは熱に弱いです。
筆者が持っている「アルファオメガ 渋谷 凛 Triad Primus Ver.」は、購入時より腕の位置が下がっているように感じました。
夏場に触ったら熱で腕が柔らかくなっていたよ…
直射日光や高温の場所で保管すると、変形する可能性があるため注意が必要です。
重力による変形
フィギュアは、重力によっても変形します。
特に、大きなエフェクトやクリアパーツ、片足で立つフィギュアは、重力の影響を受けやすいです。
旗を持っているフィギュアも重力に負けるよ…
さらに、1つ目に解説した熱が加わると、変形が悪化します。
そのため、安定した場所に飾ったり、支柱や台座を使って固定したりするなどして変形を防ぐようにしましょう。
紫外線による変色
フィギュアは、紫外線によって変色する可能性があります。
なぜなら、紫外線にはフィギュアの塗装や素材を劣化させる効果があります。
変色の具体例 |
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塗装の退色 |
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塗装の変色 |
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素材の劣化 |
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直射日光が当たらない場所に飾るのはもちろんのこと、UVカット加工が施されたケースに入れたりするなどして、紫外線による劣化を防ぐようにしましょう。
筆者愛用のおすすめアクリルケースです!
また、蛍光灯にも紫外線は含まれるので、LEDライトのほうが良いです。
LEDライトも紫外線は出るんだけどね…
引用元:X(旧Twitter)
可塑剤によるべたつき
フィギュアの素材には、可塑剤が含まれており、プラスチックの柔軟性を高める働きがあります。
しかし、熱や湿気、時間とともに溶け出していき溶け出した可塑剤の逃げ場がないとフィギュアに付着し、べたつきの原因になります。
フィギュアを通気性のよい場所に保管したり、箱に保管しているフィギュアは、適度に箱から出してあげましょう。
PVCを柔らかくするために使われる薬剤のことです。
フィギュア成型時に硬いPVCを柔らかくするために使われます。
時間の経過とともに自然にフィギュアから溶け出していく特徴があります。
ほこり付着による汚れ
フィギュアにほこりが付着すると、汚れや変色の原因になります。
また、ほこりは湿気を含みやすいため、カビが発生する原因にもなります。
溜まったほこりがこびりつくことも…
箱から出して飾っているフィギュアは、定期的にほこりを落としましょう。
以下の記事で、フィギュアのほこり対策に有効な方法を5つ解説しています。
湿気によりカビが生える
フィギュアは、湿気によってカビが生える可能性があります。
特に箱にしまっているフィギュアは注意が必要です。
手垢が付着していたり、湿気の多い場所で保管してあるフィギュアは、カビが生えやすくなります。
フィギュアを片付ける前に汚れを落とし、箱にしまったら通気性のよい場所に保管しましょう。
以下の記事で、フィギュアの汚れ落としについて詳しく解説しています。
フィギュアを劣化させない保管場所
最後に箱にしまってあるフィギュアを劣化させない保管場所について解説します。
フィギュアを劣化させない保管場所は以下の通りです。
- 室内型トランクルーム
- 押し入れ・クローゼット(乾燥剤必須)
- 通気性が良く日が当たらない場所
1つずつ詳しく解説していきます。
室内型トランクルーム
最も安全にフィギュアを保管できるのは室内型のトランクルームになります。
なぜなら、空調設備がしっかりしており温度湿度が適正に管理されているからです。
引用元:minikura
フィギュア劣化の原因である高温・高湿度から守れるのはもちろんのこと、セキュリティ対策もばっちりです。
自宅保管だと夏場は高温で大変だからね…
ただし、毎月利用料金がかかるのがデメリットです。
筆者おすすめの、ダンボール1箱から預けられるトランクルームの「寺田倉庫のminikura」を例に挙げると、1箱あたり月々520円の保管料金がかかります。
ダンボールサイズが68×45×38cmの場合です
引用元:minikura
1箱につきフィギュアが4~5体入るとしても、ダンボールがたくさん必要です。
そのため、フィギュアをこれ以上部屋に保管できない人、フィギュアを絶対に劣化させなたくない人におすすめです。
現在minikuraでは、何箱頼んでも2か月間無料キャンペーンをやっているので、試しに利用してみて使い勝手を調べてみるのもおすすめです。
\月額520円から使える宅配トランクルーム/
※預けた商品はスマホで確認、1点から取り出すこともできます。
押入れ・クローゼット(乾燥剤必須)
トランクルームを利用しているのは一部の人だけで、ほとんどの人は押入れやクローゼットにフィギュアを保管していると思います。
押入れやクローゼットにフィギュアを保管する場合は、乾燥剤を利用しましょう。
乾燥剤を利用することで、湿気によるカビの発生を防げます。
カビはフィギュアの天敵だからね!
大切なフィギュアにカビが生えないよう、湿度管理はしっかりしましょう。
通気性が良く日が当たらない場所
押入れやクローゼットに入らなくなったフィギュアは、部屋に保管すると思いますが、その際は通気性が良く、日が当たらない場所に保管しましょう。
通気性が良く日が当たらない場所に保管することで、湿気や紫外線からフィギュアを守れます。
まあそこまでフィギュアが増えたら減らすことも考えたほうがいいかも…
フィギュアの天敵である湿気、紫外線を防ぐことを常に考えておきましょう!
フィギュアを劣化させない方法まとめ
フィギュア劣化の原因 | フィギュア劣化を防ぐ方法 |
①熱による変形 | ①ケースに入れる |
②重力による変形 | ②定期的に入れ替えをおこなう |
③紫外線による変色 | ③直射日光の当たる場所に置かない |
④可塑剤によるべたつき | ④定期的にお手入れする |
⑤ほこり付着による汚れ | ⑤付属の支柱は使う |
⑥湿気によりカビが生える |
今回は、フィギュア劣化の原因・対策と正しい保管場所について解説しました。
フィギュアは時間とともに劣化してしまいます。
今回紹介した劣化させない方法を実践して、フィギュアの劣化を遅らせましょう!
特に「飾っているフィギュアはケースに入れること」、「飾るフィギュアを定期的に入れ替えること」は大切です。
UVカット加工が施されたケースがおすすめ!
これで終わります。
ありがとうございました。
フィギュアを大切にしたい人に読んで欲しい記事
フィギュアを大切に、長くきれいな状態で鑑賞するならお手入れが大切です。
以下の記事を参考に、フィギュアを美しく保ちましょう!