- フィギュアの色移りで困っている
- ルネサンスワックスが良いって聞くけど実際どう?
- どうやって使えばいいか知りたい
このような悩みに答えていきます。
フィギュアを集めているなら、誰もが一度はフィギュアの色移りで困ったことがあるのではないでしょうか?
色移りを見つけるとかなり落ち込みます…。
色移りを落とすのは大変なので、できれば予防したいと思う人はルネサンスワックスの存在に行きつくと思います。
しかし「本当に効果があるのか分からない」や「塗るのが難しそう」など購入に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ルネサンスワックスをフィギュアに塗りつつ詳しく解説していきます。
- ルネサンスワックスの概要
- ルネサンスワックスの塗り方と上手な使い方
- ルネサンスワックスのメリット・デメリット
- ルネサンスワックスがおすすめの人・おすすめしない人
初めに結論を言うと、ルネサンスワックスはフィギュアの色移りに悩んでいる人を救う神アイテムです!
塗り方も簡単なので、記事を最後まで読んで、あなたの大切なフィギュアを色移りから守りましょう!
以下の記事で、他にもフィギュアコレクターに必須級のお手入れ道具について紹介しています。
興味がある人はぜひ読んでみてください。
ルネサンスワックスの概要
製品名 | ルネサンスワックス |
内容量 | 65ml |
材質 | カルナバ蝋 |
原産国 | イギリス |
価格 | 3,600円 |
ルネサンスワックスは、大英博物館において所蔵品の表面保護に使用することを目的として開発された特殊ワックスになります。
白色のワックスで、ごく少量を品物表面に塗るだけで強力な保護被膜を生成する事ができます。
フィギュアへの主な使い方としては、色移りを防ぐためになります。
- 金、プラチナ、シルバーなど貴金属
- 革製品
- 木材
- PVCフィギュア
筆者が購入したのは65mlのものですが、けっこう小さいです。
ルネサンスワックスのフィギュアへの塗り方
ルネサンスワックスをフィギュアに塗りながら使い方を解説していきます。
今回は「AMAKUNI ライダー/アルトリア・ペンドラゴン」にルネサンスワックスを塗っていきます。
作業の流れは以下の通りです。
- フィギュアのほこりを落とす
- 布に少量のワックスを付ける
- フィギュアにワックスを塗っていく
- 乾かす
ワックスを塗る作業中にあると便利な物は以下の通りです。
ルネサンスワックスのフィギュアへの塗り方を1つずつ解説していきます。
簡単にできるよ!
①フィギュアのほこりを落とす
まず初めにフィギュアのほこりを落としていきます。
フィギュアのほこりを落とさないと、ワックスを塗るときにほこりを巻き込み毛玉になるからです。
ほこり落としに便利なのはタミヤのモデルクリーニングブラシになります。
雑に掃っても毛先が柔らかくフィギュアに引っかからなくて楽ちんです。
②布に少量のワックスを付ける
布にワックスを付けます。
布は毛羽立ちの少ないメガネ拭きなどクリーニングクロスが良いです。
いきなりたくさん取らず、少量で大丈夫です。
最初はワックスの表面を撫でるくらいで充分だよ
③フィギュアにワックスを塗っていく
フィギュアにルネサンスワックスを塗っていきます。
少量ずつ塗って伸ばしていき、足りなかったらまたワックスを追加する感じです。
ぱっと見塗ってなさそうに見えてもちゃんと塗られていることが多いので、塗りすぎに注意です。
塗りすぎると光沢が出たり、白くなるよ
④乾かす
塗ったら乾燥させます。
そこまで厚塗りしてなければ30分もしないうちに仕上がります。
ただし、塗った直後は石油臭が残ります。
石油臭は翌日には分からなくなったよ!
以下は、ルネサンスワックスを塗る前と塗った後の比較画像になります。
薄くしか塗っていないので塗ったかどうか分からないです。
このくらいで充分保護被膜が形成されるよ!
コートの色が移るかどうか検証
ルネサンスワックスを乾かした後、フィギュアにコートを着せて、肌に擦りつけ色が移るかどうか検証しました。
コートを着せる前のフィギュアの状態は以下の通りです。
コートを取りつけて何度か肌面に擦りつけてみました。
その後、コートを脱がせた状態は以下の通りです。
特に色移りはありませんでした。
結果、ルネサンスワックスを少量塗るだけで色移りを防止できることが分かりました。
次はコートを着せたまま、何か月か置いて色が移るか検証したいと思います。
楽しみにお待ちください!
上手な使い方を紹介
ルネサンスワックスの上手な使い方は、フィギュアの肌に塗るのではなく、フィギュアと接触する衣装や小物に塗ることです。
私がおこなったルネサンスワックスの塗り方を見てもらえれば分かりますが、コートの裏面に塗っています。
理由は、フィギュアの肌面に塗ると失敗した場合にフィギュアの肌が光沢を帯びてしまうからです。
フィギュアの肌の質感も変わるよ
衣装の裏面に塗っておけば、万が一塗るのに失敗しても目立ちません!
そのため、肌に塗るのではなく色移りしそうな小物や衣装のほうに塗りましょう!
ルネサンスワックスのデメリット
ルネサンスワックスのデメリットは以下の2つです。
- 塗りすぎると光沢が出る
- 乾くまで臭いがする
1つずつ詳しく解説していきます。
塗りすぎると光沢が出る
1つ目のデメリットは、塗りすぎると光沢が出てしまうことです。
特に初めの頃はどのくらい塗ればいいか分からず、ついたくさん塗ってしまいがちです。
しかし、色移りを防止するためなら少量で構いません。
本当に少しずつ塗っていき、足りなかったらまた少しつけての繰り返しで塗りましょう。
塗ったかどうか分からないくらいの量で充分です。
乾くまで臭いがする
2つ目のデメリットは、乾くまで独特の臭いががしてしまうことです。
ルネサンスワックスは、石油製品なので灯油のような臭いがします。
人によっては気分が悪くなるかもしれません。
ルネサンスワックスを使った後は念のため換気した方がいいでしょう。
ただし、臭い自体は乾いて数日後に分からなくなります。
今回塗ったフィギュアは翌日には臭いがしなかったよ
ルネサンスワックスのメリット
ルネサンスワックスのメリットは、簡単にフィギュアの色移り防止ができることです。
ルネサンスワックスの塗り方のコツでも解説しましたが、ほんの少量色移りしそうな箇所に塗るだけで永久的に色移りの悩みから解放されます。
コレクターなら「フィギュアに色が移るからと衣装を着せずに飾っていたこと」や「色移りして落ち込んだこと」が一度はあるのではないでしょうか?
ルネサンスワックスがあれば、色移りを気にせず好きな状態でフィギュアを飾れます!
ルネサンスワックスによくある質問
ルネサンスワックスによくある質問に答えていきます。
ルネサンスワックスの落とし方は?
ルネサンスワックスは、シンナーまたはホワイトガソリン等の溶剤で洗浄すれば除去できます。
ただし、フィギュアの塗装も落としてしまう危険性があるのでオススメしません。
塗ったら落とさないと覚えておいた方がいいよ
ルネサンスワックスの乾燥時間は?
フィギュアの色移り目的に少量塗るだけだったら、5分~10分くらいで保護被膜が形成されます。
塗ったところの臭いは消える?
塗ってから数日経てば臭いは消えます。
私が塗ったフィギュアは翌日には臭いが分からない程度にはなったよ
ルネサンスワックスの結論
ルネサンスワックスがおすすめの人とそうでない人の結論を述べていきます。
おすすめの人
ルネサンスワックスは以下のことが1つでも当てはまるならオススメの逸品です。
- フィギュアの色移りに困っている
- 色移りしそうで衣装が着せれない
- 色移りしたフィギュアの色落としの大変さを知っている
ルネサンスワックスひとつあればフィギュアの色移りで悩むことは無くなります。
フィギュアの色移りで大変な思いをしたことがある人には、ぜひ買ってみてほしいです。
塗る量は少量で、色移りしそうな箇所にピンポイントで塗るだけなので簡単です。
ルネサンスワックスを使って、あなたの大切なフィギュアを色移りから守りましょう!
おすすめしない人
フィギュアのべたつきや経年劣化の防止に使いたい人にはあまりオススメしません。
なぜなら、全身に塗りたくると変に光沢が出てしまい、本来のフィギュアの質感が損なわれるからです。
あくまで色移りの防止のために使用するのがおすすめです。
そもそもスケールフィギュアはよっぽど保管状況が悪くなければべたつきません!
筆者が持っている最古のフィギュアに2015年発売の「アルファマックス時崎狂三」がありますが、べたつきは一切ないです。
繰り返しになりますが、ルネサンスワックスはフィギュアの色移りのために利用しましょう!
まとめ:ルネサンスワックスで色移りを防ごう
※表は横スクロールできます。
メリット | デメリット |
色移りの悩みから解放される | 塗りすぎると光沢が出る |
塗るのは少量でオッケー | 乾くまで臭いがする |
今回は、ルネサンスワックスの購入を迷っている人に向けて、メリット・デメリットや特徴を解説しました。
ルネサンスワックスはフィギュアの色移りに悩んでいる人に、ぜひおすすめしたい商品です。
価格は3,000円以上しますが、1回で使う量は少ないため、1つ買えばフィギュア100体以上に塗れるくらい長持ちします。
フィギュアの色移り防止に使うだけなら1個買えばほとんど無くなることはないよ!
ルネサンスワックスを使ってあなたの大切なフィギュア守りましょう!
これで終わります。
ありがとうございました。
フィギュアを集めているなら、以下の記事で紹介しているメンテナンス道具もおすすめです。