- フィギュアの転倒が怖い
- おすすめの転倒防止アイテムを知りたい
- ミュージアムジェルが良いって聞くけど、どう?
このような悩みに答えていきます。
フィギュアを整理しいるときに、誤ってフィギュアに接触してフィギュアを転倒させたり、落下させて落ち込んだ経験はありませんか?
「しっかり固定しておけば良かった」と後悔するような出来事が一つや二つあると思います。
フィギュアを落として破損させたら最悪だよ…
そのような転倒事故からフィギュアを守ってくれるのが「クリアミュージアムジェル」になります。
そこでこの記事では、実際にミュージアムジェルを使いつつ、特徴など詳しく解説していきます。
- ミュージアムジェルの概要
- ミュージアムジェルの使い方・剝がし方
- ミュージアムジェルのメリット・デメリット
- ミュージアムジェルがおすすめの人
- ミュージアムジェル以外の固定アイテム紹介
ミュージアムジェルは、無色透明なので、目立たずフィギュアをしっかりと固定できる便利アイテムです。
剥がすのも簡単なので、気兼ねなくフィギュアを固定できます。
記事を最後まで読んで、あなたの大切なフィギュアを転倒から守りましょう!
以下の記事で、他にもフィギュアコレクターに必須級の便利アイテムを紹介しています。
フィギュアの色移りやホコリで困っている人は、ぜひ読んでみてください。
ミュージアムジェルの概要
製品名 | クリアミュージアムジェル |
内容量 | 110ml |
材質 | シリコン樹脂 |
色 | 無色透明 |
用途 | フィギュア、コレクション、ガラス・木製品、陶磁品の転倒防止 |
ミュージアムジェル(クリアミュージアムジェル)は、地震多発地帯であるアメリカ・カリフォルニアで博物施設用に開発された接着剤になります。
無色透明のジェル状の接着剤で、適量取って固定させたいものの裏面にくっつけるだけで簡単に物を固定できます。
フィギュア、コレクション、ガラス・木製品、陶磁品の固定に使われます。
私は、アクリルケースの固定にも使っているよ!
ミュージアムジェルの使い方
ミュージアムジェルの使い方は、以下の通りです。
- 容器からジェルを適量取り出す
- フィギュアの台座にジェルをつける
- ジェルを付けたフィギュアを固定する
- 30分ほど待つ
適量取ってくっつけるだけで、好きなところに固定できるので非常に簡単です。
今回は「アクアマリンの“赤”のセイバー -モードレッド-」に協力していもらい、プラスチック製ひな壇に固定していきます。
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
①容器からジェルを適量取り出す
まずはじめに容器からミュージアムジェルを適量出します。
固定する物の大きさによりますが、そんなにたくさん使わなくてもしっかりと固定できます。
たくさんつければより強力に固定できますが、取り外すときに苦労します。
②フィギュアの台座にジェルをつける
フィギュアの台座にミュージアムジェルを付けます。
丸めて、伸ばし均等に台座へくっつけていきます。
③ジェルを付けたフィギュアを固定する
ミュージアムジェルをつけたフィギュアをひな壇に固定します。
取り付けたあとは上から優しく押さえつけましょう。
④30分ほど待つ
フィギュアを取り付けたら30分ほど待ち、しっかり固定されているか確認します。
一晩経つと、より強固に固定されます。
そのまま1、2か月もすると、簡単に外れないくらいしっかりくっつきます。
これでフィギュアも転倒しません
ミュージアムジェルの剥がし方
次に、ミュージアムジェルの剥がし方を解説していきます。
手順は以下の通りです。
- フィギュアを台座ごとひねって持ち上げる
- 残ったミュージアムジェルを取る
ミュージアムジェルは簡単に剝がすことができます。
1つずつ詳しく解説していきます。
①フィギュアを台座ごとひねって持ち上げる
台座を持ってフィギュアをひねります。
フィギュアの足を持ってひねると、ダボが折れる危険性があるので注意してください。
ひねることで接着力がなくなるので、そのまま持ち上げます。
②残ったミュージアムジェルを取る
フィギュアの台座に残ったミュージアムジェルを回収します。
糊やボンドではないので簡単に取れます。
全て取り除いた後、台座が汚れたり、跡が残ることはありません。
取り除いて回収したミュージアムジェルは再利用できます。
ミュージアムジェルのデメリット
ミュージアムジェルのデメリットは以下の3つです。
- ミュージアムジェルが取れないことがある
- 高温の場所ではミュージアムジェルが溶ける
- 傾斜があると流れる
液状の接着剤なので熱に弱かったり、傾斜で流れていくことが主なデメリットになります。
1つずつ詳しく解説していきます。
ミュージアムジェルが取れないことがある
1つ目のデメリットは、ミュージアムジェルが取れないことがあります。
ミュージアムジェルは、ざっくりなイメージでいうと、すごい粘性のある液体になります。
そのため、ミュージアムジェルが付いたフィギュアの設置場所を間違えると染みができてしまう可能性があります。
具体的には、「撥水処理をしていない木面の上」や「布系の面」に使用するのは危険です。
高温の場所ではミュージアムジェルが溶ける
2つ目のデメリットは、直射日光の当たる場所や高温の場所ではジェルが溶けてしまうことです。
ミュージアムジェルは熱に弱い性質があります。
取扱説明書にも記載されていました。
説明書によると、「高温化ではジェルが軟化し、接着力が落ちる」そうです。
そのため、ジェルの使用箇所によっては、ジェルが溶け出し、まったく接着効果を得られない可能性があります。
しかし、フィギュアは日の当たらない場所に置いている人が多いと思うので、そこまで心配する必要はありません。
一応2023年の猛暑の中でも接着力は落ちなかったよ!
傾斜があると流れる
3つ目のデメリットは、設置する場所に傾斜があると流れていくことです。
なぜならミュージアムジェルは液化樹脂(液体素材)でできているからです。
粘性があるので、すぐに流れるわけではありませんが、時間とともに垂れ広がっていきます。
そうなると、接着力が落ちてフィギュアを固定する力が弱くなるので注意しましょう。
必ず水平な面の上で使おう!
ミュージアムジェルのメリット
ミュージアムジェルのメリットは以下の3つになります。
- 使い方が簡単
- 無職透明なので目立たない
- 簡単に剥がせて再利用もできる
- 手がべたつかない
使い方が簡単
1つ目のメリットは簡単に使えることです。
ミュージアムジェルは、適量取ってフィギュアの台座にくっつけるだけでフィギュアをしっかり固定できます。
特別な道具も必要なければ、特殊な工程もありません。
フィギュアを簡単に転倒防止できる使いやすさが重宝します。
できるだけ簡単に済ませたいからね
無色透明なので目立たない
2つ目のメリットは、ジェルが無色透明なので目立たないことです。
私はミュージアムジェルをフィギュアの固定に使っているので、接着面が目立ってほしくありません。
その点、ミュージアムジェルは透明なので目立ちませんし、はみ出たジェルは取り除けば外から見えることもないです。
台座が透明なときは特に助かっています
簡単に剥がせて何度でも再利用できる
3つ目のメリットは、簡単に剥がせて何度でも再利用できることです。
一度剥がしたミュージアムジェルは何度でも繰り返し使用できます。
正直テープ系の接着剤と同じで、くっつけると剥がすのが大変で、なおかつ剥がした後は水洗いしないと接着力が戻らないと思っていました。
洗うと接着力が回復するテープあるよね
しかし、ミュージアムの接着力は一切落ちませんでした。
購入するときに値段の割に量が少ないのでは?と思っていましたが、再利用できてコスパは高いです。
2022年に買ったやつがまだ半分以上あるよ
手がべたつかない
4つ目のメリットは、手がべたつかないことです。
シリコン樹脂製の商品なので触ったあとに手がべたつきません。
購入前はボンドみたいな液体を想像していたので、驚きました。
手にくっつくこともなく、ストレスなく使えます。
ミュージアムジェルを触った後に手が汚れないのは助かる
ミュージアムジェルによくある質問
ミュージアムジェルによくある質問に答えていきます。
ミュージアムジェルって溶けるの?
直射日光や高温環境下では溶ける可能性があります。
あまり暑くなる場所には使わないほうがいいでしょう。
筆者は、2023年の猛暑の中でも使っていましたが、フィギュアの固定に支障が出るほどの溶け方はなかったです。
ミュージアムジェルが取れないんだけど
ミュージアムジェルをつけすぎると、取れにくくはなります。
今回紹介したくらいの量で調整しましょう。
ミュージアムジェルは木材の上に使える?
使うことはできますが、あまりオススメしません。
理由は、木材の上に使うとミュージアムジェルが染みこむ可能性があるからです。
撥水加工がしてあって水が染みこまない木材の上なら使用しても問題ありません。
他にもミュージアムジェルを布の上に使うこともやめたほうがいいです。
ミュージアムジェルって100均にある?
残念ながらありません。
ただし、ミュージアムジェルより安く手に入る代用品はあります。
↓以下の記事で紹介しています
ミュージアムジェルがおすすめの人
ミュージアムジェルは、以下のことが1つでも当てはまるならおすすめです。
- フィギュアを転倒させたことがある
- 簡単にフィギュアを固定できる商品を探している
- たくさん固定したいフィギュアがある
- 目立たずフィギュアを固定したい
- みんなが使っているものと同じ商品でフィギュアを固定したい
ミュージアムジェルがあればフィギュアの転倒防止はバッチリです。
フィギュアを簡単に、なおかつしっかりと固定できます。
剝がすのも簡単で、捻って持ち上げるだけです。
値段だけみると、けっこうお高く見えますが、フィギュアひとつにつき使用する量は少なく済むので1個買えば長持ちします。
剝がした後に再利用できることも考えるとかなりコスパの良い商品です。
ミュージアムジェルを使って、あなたの大切なフィギュアを転倒リスクから守りましょう!
フィギュアの転倒防止におすすめの商品
ミュージアムジェルの代わりとなる商品をいくつか紹介します。
ミュージアムジェルが使えない場所にフィギュアを固定する場合など、ぜひ検討してみてください。
まず初めに紹介する商品は「コクヨのひっつき虫」になります。
ソフト粘着剤で粘土みたいな形状です。
白色なので接着面が目立つデメリットはありますが、ミュージアムジェルと違い傾斜面でも問題なく使えます。
次に紹介するのが「セメダイン BBX」になります。
ミュージアムジェルと同じ無色透明の粘着剤です。
しっかり乾かして固めてから使うことで貼って剥がせる粘着剤になります。
完全に乾く前に使うと通常の接着剤と同じで剥がせなくなるので注意は必要ですが、どこでもフィギュアを固定できるのでおすすめです。
紹介したフィギュアの固定アイテムについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ミュージアムジェルの使い方まとめ
↓表は横スクロールできます。
メリット | デメリット |
使い方が簡単 |
ミュージアムジェルが取れないことがある |
無職透明なので目立たない | 高温の場所ではミュージアムジェルが溶ける |
簡単に剥がせて再利用もできる | 傾斜があると流れる |
手がべたつかない |
今回はミュージアムジェルを実際に使いつつ、メリット・デメリットを解説しました。
ミュージアムジェルは、少量の使用でしっかりとフィギュアを固定できる優秀な粘着剤になります。
剥がすのも簡単なので、フィギュアにダメージを与えることもありません。
流動性のある材質なので傾斜面に使えないデメリットはありますが、フィギュアを固定するのは基本的に平面のフィギュアケースの中ではないでしょうか?
あなたの大切なフィギュアにしっかりと転倒防止策を施して、フィギュアを地震や事故から守りましょう!
他にもフィギュアコレクターに必須級の便利アイテムを以下の記事で紹介しています。
「フィギュアの色移りで困っている人」や「簡単にフィギュアのお手入れをしたい人」はぜひ読んでみてください。
これで終わります。
ありがとうございました。